京都住まいのQ&A

 

 

 

安くても買ってはいけない土地はありますか?

「こんな所、よく買ったよね」という話や声を時々耳にします。
よく注意すれば分かるはずだったのに、よほど買い急いでしまったのか、それとも不動産業者の言いなりになって買ってしまったのか、
あまりにも安かったから買ってしまったのか、いずれにしろこういうものはしっかりと見ておけば、避けられたはずです。
そんなことに巻き込まれないために、今回は安くても買ってはいけない土地について話をしていきます。

一つ目の注意すべき点は、「給排水が整備されていない土地」です。
こういった土地は結構あります。
ある程度費用をかければ、給排水を整備できる土地と、お金をかけても整備できない土地があります。
実際の2つのパターンを挙げてみましょう。
一つは「今まで使っていなかったから整備していない土地」です。
もう一つは「本来は整備しないといけないのに、整備せずに使っていた土地」です。
後者についてはおそらくお金がかかるため、整備しなかった土地です。
こういう土地はできれば避けた方が良いでしょう。
土地を選ぶ際にまず不動産業者に「給排水は整備されていますか?」と尋ねて下さい。
もし整備されていないようであれば、費用がどれだけかかるかを聞きましょう。

二つ目は「周辺に嫌悪施設がある土地」です。
一般的に、このような施設がある周辺の土地は安いものです。
京都でもそのような傾向が見られます。
例えば近くに火葬場がある場合、例え隣になくても匂いがすると嫌ですよね。
そのため風向きもチェックが必要です。
あと、匂い関係でいえば産廃処理施設です。
これは風向きにもよるのですが、結構離れていても匂います。
地域住民が署名活動をして撤去を求めても、立ち退かせるのは難しいものです。
ですから最初にお話した用途地域は大切です。
できるだけ規制に守られているところを選びましょう。
ちなみに、このような嫌悪施設の有無は、契約時の「重要事項説明書」に記載されているので、必ず確認しましょう。
もし記載されていなくて、後で嫌悪施設があると分かった場合はどうでしょうか。
例えば暴力団の事務所などです。
その場合は契約を解除することができます。
こういったことも覚えておいて損はないでしょう。

三つ目は「大きな河川の近くや谷地にある土地」です。
河川の氾濫による水害とか、地盤沈下の不安もあります。
そのため、河川の近くや谷地はなるべく避けたほうが無難です。

最後四つ目は「見晴らしが良い土地」です。
確かに開放感や眺望が魅力の土地ではあるのですが、平地の土地と比べると土砂崩れや地盤沈下の恐れがあります。
眺望重視の場合は仕方ありませんが、そうでない場合は、このような土地も避けたほうが無難でしょう。

いずれにしても、このような土地を絶対に買ってはいけないという事ではありません。
安いには安いなりの理由があり、安くて良い土地はなかなかないということです。
ですから、安い土地を買う場合は、リスクを十分承知した上で購入するようにしましょう。

サンプル

快適住まいのプロデューサー 落合隆治の「京都住まいの教習所」  【運営】株式会社D’far
〒606-0957 京都市左京区松ヶ崎小脇町1-5
TEL : 0120-58-4601 / FAX : 075-702-7572

プライバシーポリシーサイトマップ|Copyright c 2017 株式会社ディー・ファー. All rights reserved.