今日は「3つの見直し」の話をしたいと思います。
生活スタイルは、それぞれの家庭で違いがあります。
お金の使い方も違いますし、生活に使う金額にも違いがあります。
それぞれに対する価値観も違うでしょう。
それは違って当然なのです。
世の中にはお金が残るタイプの方と残らないタイプの方がいます。
お金が貯まるタイプは、毎月給料が入ると貯金分を一番に取り分ける方です。
しかし、お金を気にしながら使うとどうしてもストレスがたまってしまいます。
ストレスにならないためにはどうすれば良いのでしょうか。
それは貯金分以外のお金を、思いっきり全部使ってしまうことです。
残金を気にして使うからストレスが溜まるのであって、最初に貯金分を取り分けて、残りを思いっきり使えばストレスはかなり軽減されます。
ここで「3つの見直し」に話を戻します。
まず1つ目の見直しは「家計の見直し」です。
この見直しをするだけで、年間数十万円のお金が浮きます。
人は自分では気づかないうちに、年々贅沢になっています。
例えば缶コーヒーです。
どこにでも自動販売機があって、飲みたい時にいつでも買うことができます。
1本120円~130円の缶コーヒーですが、毎日飲むと1年で47,450、10年で47万4,500円の出費となります。
タバコだと2倍以上の金額ですから、一生吸い続けると数百万円使うということです。
缶コーヒーやタバコは日常生活の中で必ずしも必要なものではないと思います。
だから、日常生活で本当に必要なものかどうか、無くても済むものではないかと考え見直しをすることで、月々1万円以上節約することができます。
続いて2つ目のローンの見直しについてです。
最近、今すぐに欲しいからと簡単にローンを組んで商品を購入する人が増えています。
例えば車です。
車は決して安いものではありません。
売る側も「月々5,000円で今すぐ乗れますよ!」と宣伝しています。
しかし、実際はローンを組むことで結構な金利を負担することになります。
金利を含めると、総額で相当な額を支払うことになるのです。
車を購入すると、ガソリン代や税金、保険などさまざまな維持費がかかります。
どんなに安く見積もっても月々3万円の維持費は必要です。
もし車を持たなければ、ローン分を含め月々6万円以上も家計が楽になります。
そして最後3つ目の保険の見直しについてです。
実はこれが一番見直すべき課題です。
保険の見直し点は2つあります。
住宅ローンを組むと、強制的に生命保険に加入させられます。
その理由を「ローンを組んだ方に何かあった時に、残された家族が安心して暮らしていくため」と営業マンは話しますが、
裏を返せば銀行が取りっぱぐれの無いようにするためです。
貸したお金を保険でまかなえるようにするため、強制的に生命保険に加入させます。
住宅ローンを組むことは、命を抵当に入れていることになるのかもしれません。
生命保険は住宅ローン時に強制的に加入させられるものと、自ら加入したものとダブルで加入している事が多いと思います。
生命保険をダブルで加入する必要はあるのでしょうか。
支払いもダブルになることから、見直す必要があります。
これが1つ目の保険の見直し点です。
そしてもう1つが、保険の保証内容です。
基本的に60歳くらいまで同額の保証内容になっていると思います。
しかし、実際には、残された家族に必要なお金は年々減っていくものです。
子どもは成長していくわけですから、必要なお金は少なくなっていくはずなのに、ずっと定額で保険料を支払っている。
要するに保険料を余分に支払っているんです。
これで誰が儲かっているのかというと「保険会社」です。
これを見直すだけでも、毎月数千円以上違ってきます。
保険を見直すことによって、月々何万円もお金を節約することができます。
【3つの見直し まとめ】
■家計をスリムにする、生活の無駄を無くす
■今組んでいるさまざまなローンを見直す
■保険の見直し
この3つを見直せば、家計に余裕が出てくるでしょう。
資金計画をする際は、ぜひこれらの見直しをしてみてください。