これまでに業者選びで失敗する人の特徴は
1.住宅展示場を見て決める。
2.見学会に行って決める。
3.見積もりを複数とる。
と何度もお伝えしてきました。
今回は「見学会に行って決める」問題点についてお話します。
見学会には「住宅見学会」「現場見学会」「構造見学会」「完成見学会」などいろいろあります。
それぞれ内容は違うのですが、業者の目的はどれも同じです。
「見込み客を集めること」こそが見学会の目的なのです。
そんな見学会だけを見て業者を決めてしまう問題点は一体何でしょうか。
まず最初の問題点は、住宅展示場の問題と同じで、見学会を開催している業者の数が少ないことです。
京都ではいったい何社が見学会をおこなっているでしょうか。
業界全体からすると、ほんの2~3%ほどです。
そう、見学会だけで業者を決めてしまうのは、あまりにも選択肢が少なすぎるのです。
次ぎの問題点が「素人が見ても分からない」ことです。
見学会へ行ったことのある方なら分かると思いますが、その家を見ても本当に良いものなのか分かりません。
家のデザインや雰囲気は分かるけれど、本当に価値があるかどうか、本当にいい建物かどうかの判断ができないのです。
更に「見学会開催には費用がかかっている」ことが問題点として挙げられます。
豪華なチラシの制作費、京都市内全域へのチラシ折込料、見学会の準備・設営・運営費、人件費などです。
その費用は安くても1回につき数十万円以上です。
平均すると約100万円はかかっているのですが、この費用は実際にその業者で家を建てる人たちが負担するのです。
更に、さらに根本的な問題があります。
それは見学会をしている業者は「家を建てることよりもお金儲けが好き」という人が多いことです。
だから、家づくりに対する情熱や、施主やその家族に幸せになってもらいたいとの思いが少ないのです。
住宅展示場に出展しているハウスメーカーは、特に家づくりに対する熱い思いが最も少ないと感じます。
もちろんハウスメーカーの社員の中には熱い思いを持った人も居るとは思いますが、ごく少数だと言えます。
本当に施主やその家族の事を思っている人は、ハウスメーカーを辞めて自分で住宅会社を起業する人が多いです。
では、情熱を持って家づくりをしている人はいるのかと不安になります。
でもご心配なく!
少数ではありますが、そういった人もいます。
業者全体の約20%くらいは情熱を持って家づくりをしています。
そのような人たちは、人知れず地域密着としてコツコツとやっています。