チラシや不動産情報サイトなどを見ると「安い土地」が結構販売されていると思います。
しかし、値段だけで「安い!」と判断してはいけないのが土地です。
スーパーのチラシで特売品と書かれているものはすぐに買っても良いのですが、土地は安いからとすぐに飛びつくと後悔することもあります。
もちろん、安いに越したことはありませんが、きちんと下調べをしてから購入を決めなくてはなりません。
そこで、ここでは安い土地のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
【安い土地のメリット】
1.不動産取得税や固定資産税が安い
安い土地は不動産取得税や固定資産税が安く済みます。
不動産を取得すると、必ず不動産取得税を支払う義務があるのですが、高い土地を購入すればするだけそれが高くなります。
最初から安い土地であれば、税金の負担が少ないものです。
2.建物にお金をかけられる
土地を安く購入することができれば、必然的に建物にお金をかけることができます。
予算内で土地を購入し家を建てる場合は、できるだけ安い土地を購入したいと思うものです。
3.値引き交渉がしやすい
安い土地は形が悪かったり、条件が悪い場合があるため、値引き交渉がしやすいと言われています。
より安い価格で購入できるのは大きなメリットになるのではないでしょうか。
4.地価を上げることができる
安い土地は使い方によって地価を上げることができます。
建物を建てる前にしっかり地盤を整備したりすることで価値が上がるでしょう。
【安い土地のデメリット】
1.土地の形が悪い
安い土地でよくあるのが形が悪いことです。
台形や三角形など、敷地を上手く使えない土地である場合、希望通りの間取りにならないことも。
2.生活導線が整備されていない
下水道や送電線が引かれていない場合が多いのが安い土地です。
そこに家が建っており、それを壊して土地を販売しているのなら生活導線がきちんと整備されている事が多いのですが、そうでない場合は、全て実費で整備しなくてはなりません。
3.地盤が悪い
土地が低い、水はけが悪い、地盤が緩いなども考えられます。
地盤が悪い場合は、実費で地盤を整備しなくてはなりません。
4.余分な費用がかかる
2や3のような事が理由で安い場合は、全て実費で整備しなくてはならないため、余分な費用がかかってしまいます。
せっかく安く土地を購入しても、整備費用でお金がかかり、結果的に高い買い物になってしまったなんて話しは多々あります。
余分な費用がかかるのは、安い土地の大きなデメリットです。