京都住まいのQ&A

 

 

 

大工さんと建築会社ってどういう関係なんですか?

実は多くの場合大工さんを常雇いしている工務店のほうが、常雇いしていない所より大工さんの質は良いです。
なぜなら、常雇いでなければ工事のたびに大工さんを探してくるのでそのレベルが安定しないからです。
ただし、工務店からすると常雇いの場合仕事が無い時でも給与を払う必要があるため、その分施工コストは上がります。
コストと質は比例しているので、どちらを優先するか決める必要があります。

良い工務店を見つけるポイントの一つとして上記は大事ですが、社員大工だけが一概に良いというわけでもありません。
直属の大工を抱えているところは、技術力が高い傾向にあります。
コストが高くなっても腕の良い常雇いの大工さんに家づくりをお願いしたいのが本音です。
ハウスメーカーの場合、社員大工がいないため、下請け業者に依頼する形になります。
契約が決まったら、ハウスメーカーが複数提携している下請け業者に委託するため、建物の仕上がりは運任せになってしまいます。
下請け業者が繁忙期で空いていないときは、さらに孫請けの業者に回してしまうので、一体どの業者が家を建ててくれているのか皆目つかない状態です。

また、最近はハウスメーカー型の工務店が増えています。
形態は地域密着型の工務店ですが、工事は全て外注しています。
ハウスメーカーが悪いというわけではありませんが、ハウスメーカーと下請け業者との関係が良好であることはとても大切です。
常雇い大工がいない建設業者では発注ごとに下請け業者に依頼をします。
価格交渉などで値段下がった場合しわ寄せを受けてしまうのは下請け業者になることが多く、
満足できる対価を与えられないけど、依頼が来ないと仕事ができないため引き受けます。
このような状況では下請け業者も士気が下がってしまいますし、新しい契約を増やさなくてはならないため、
工事を早く終わらせるために手抜きをしてしまうおそれがあります。
技術より安さを追求すると10年後、20年後...に不具合が生じたり、修繕が必要になったら安物買いの銭失いです。
効率と利益を第一にしている業者はおすすめできません。
常雇いの大工がいることは信頼関係が築かれている証でもあります。


ですから、業者選びをするときは、工務店の人に「大工はそちらの社員ですか?」と聞いてみてください。
さらに良い職人かどうかを判断するには何を基準にしたら良いのでしょうか。
その判断にはとても簡単な方法があります。
それは、「あなたはなぜこの仕事をしているんですか?」と質問することです。
京魂溢れて熱く語ってくれる人は、良い職人に違いありません。
また、自信に満ちた態度で話す人も大丈夫です。
一方で答えてくれない場合は要注意です。
みなさん、業者選びはくれぐれも慎重におこなってください。
良い家になるかどうかは、職人次第です。
私たちもお願いして良かったと施主さんに思っていただけるように日々精進して参ります。

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