家を建てるには手順があるものです。家を建てるための知識が全くない段階からいきなり家の事を調べるのは失敗に繋がります。よくありがちなのが「住宅展示場へ行く」「住宅見学会へ行く」「インターネットで調べる」などです。そのような誤った方法で知識を得ようとするから色々な問題が起こるのです。
ではまず最初に何をすべきなのか？それは安全な予算を知ることです。安全予算を知った上で、家づくりを考えていかなくてはなりません。一番大切な予算を決めずに家づくりに取り組もうとするから、後々トラブルが起こってしまうんです。家づくりでまず最初にやるべきこと、それは「自分にとっての安全予算を知ること」です。
筆者が調べた結果、京都で家を建てたほとんとの方が、生活レベルを下げているんです。それはなぜかというと「生活を楽しむことよりも住宅ローン返済が最優先されている」からです。そんな事にならないためにも、毎日の生活を楽しむためにも、安全予算をしっかり立てなくてはならないんです。
ところで話しは変わりますが、起業する場合にまずおこなうのが事業計画を立てることです。会社を興すということは、最初にかなりのお金がかかります。その事業費は数千万円ともなると、よりしっかりとした事業計画を立てなくてはなりません。高額なお金を会社につぎ込むわけですから「まぁ何とか行けるだろう」などと曖昧に起業する方はいないと思います。しかし、同じように数千万円と高額なお金で家づくりをおこなうのに、結構いい加減に話を進める方が多いんです。それは「住まいづくりの正しい手順を知らないから」です。
展示場に行けば、そのハウスメーカーの営業マンが居ます。営業マンを色々な話をしてその気になってしまい、計画も準備もそして順序もないまま家を建ててしまうんです。だから後々色々な問題を抱えてしまうことになるんです。何度も言うように正しい家づくりの手順1番目は『安全予算を把握すること』です。では安全予算を把握した次ぎにすべき事とは『自分自身を知ること』です。自分自身の価値観を知ることです。自分にとって幸せな生活とはどのような生活なのか？をじっくり考えるべきです。それを把握せずに展示場へ行ってしまうと、その雰囲気に呑まれてしまい、自分の価値観に合わないものを欲しくなってしまいます。
価値観は人それぞれ違って当たり前です。しかしハウスメーカーの営業マンは、展示場を見に来た方に推奨プランを見せてきます。それを見てしまうと、自分にとってそれは一番ふさわしのでは？と勘違いしてしまうんです。京都だけでなく全国的に見ても、家を建てたほとんどの方がなぜ予算オーバーするのかご存知ですか？その答えの前に、知って頂きたいのが予算に影響する要素です。
予算に影響する要素は4つあります。
まず一つ目が「規模の大きさ」です。家は大きくなればなるだけ予算が嵩んできます。
二つ目が「材料の質」です。
三つ目が「デザイン性」、そして4つ目が「どれだけ間仕切りをするか」です。
先程の「なぜ予算オーバーするのか」の答えは「優先順位をつけないから」です。予算に影響する要素4つを全て満たそうとして優先順位をつけないために予算オーバーしてしまうんです。ですから、予算オーバーしないコツは「4つの要素の優先順位を決めて、予算から順に取り分けて行くこと」です。そうすれば最初に組んだ予算内で納まるはずです。ここまでたどり着いたら初めて見学会に行くなり、展示場へ行くなり、家について色々調べれば良いと思います
